どうも、管理人です。
ロシアワールドカップアジア最終予選日本VSイラク。厳しい環境の中、日本代表は途中押し込まれつつもなんとか1-1の引き分けで終えることができました。
正直あの暑さの中で試合をやるのはどうかとも思いましたが、相手も同じ条件ではあるのでまぁこればっかりはしかたがない。負けなかっただけよしとしてポジティブに結果を捉えましょう♪
そんで、今回は日本の失点シーンについてです。
↑の記事にも書かれているし試合を見ていた方もご存知のように、ゴール前の混戦のこぼれ球に対して吉田選手が体を入れて川島選手がボールを処理させようとしたのですが、呼吸が合わず川島選手のダイブと相手がボールに触るのがほぼ同時になってしまいました。そのため川島選手はボールをファンブル。そのこぼれ球を相手に押し込まれてしまったという形です。
試合を見ていた方はこの失点についてどう思ったでしょうか?
「吉田の判断ミスだ!!」「いやっ、川島が飛び出していれば問題なかった。」「お互いの判断ミスだろう。」
色々な意見があるでしょう。どれも妥当な意見だとは思いますが、僕個人としてはどちらかに責任があるというよりも、連係ミスからの失点だと思うのでまぁ責任は半々ぐらいなのかなぁと。
んで失点シーンを責める必要はないわけですよね。どんなチームでも失点はするし、次に失点をしないように学べばいいだけなので。じゃなくてここで大事になってくるのは、
「あの場面で何で失点にまで至っちゃったのか?」っていう原因を突き止めることと、「次に同じ場面になった時にどうすれば失点を防げるのか?」っていうのを考えることだと思います。
そこで今回は個人的にイラク戦で失点した理由とどうすればあの失点を防げたのか?っていうのを書いていこうと思います。
イラク戦で失点した理由
①あの一瞬で正しい判断をするのは難しい。
僕はお互いの判断ミスが招いた失点だろうと書きました。そんで実際の失点シーンを動画とか試合を録画したやつで振り返ってみてほしいんですけど、あのちょっと前に日本はイラクにドリブルでペナルティエリアの中まで侵入されちゃってるんですよね。
そんでセンターバックの昌子選手と相手がガチャガチャっともつれた感じになってボールがちょうど川島選手と吉田選手の間に転がってきた。あれって、想定外ですよね。アクシデントみたいなもん。
そのこぼれ球をどうしようかって判断するまでほんの数秒しかなかったんです。その短い時間の間に吉田選手は川島選手に任せるか、自分でクリアをするか判断しなければならなかった。また、川島選手も吉田選手に任せるか自分で行くかを判断しなければなりませんでした。
結果的にあの一瞬の中でお互いの判断がかみ合わなかったっていうのが一番大きいんだろうなぁと僕は思います。
②なぜ川島選手はすぐに飛び出さなかったのか?
あの失点シーンでは割と早めに吉田選手は川島選手にボールを任せる判断をしていたと思います。でも、川島選手の飛び出しはやや遅れたようにも感じました。
その最大の理由は「吉田選手の方がボールに近かったから」でしょう。あの場面ボールは吉田選手の足元にありましたし、吉田選手のすぐ後ろには相手が迫っていたのが川島選手には見えていたはず。だとすると「自分が捕りにいくよりもクリアをしてもらった方が安全だな。」という判断が働き、飛び出すのを控えたと考えても不思議ではありません。
どうすればあの失点が防げたか?
あの一瞬でお互いの判断を合わせるのは難しいのであれば、「事前にルールを決めておく」というのがいいのかなぁと僕は思います。
おそらくディフェンス陣とキーパーとの間には大まかな決め事があるはずです。例えば川島選手がペナルティエリアの外まで飛び出したら、誰がカバーするみたいなことはある程度決まっているでしょう。
ただ、今回のようにやや想定外の出来事に関してはもしかしたら決まりがなく個々の判断に任せていたのかもしれない。 その結果失点をしまったのならばそこはルールを決めておく。
ただ細かいシチュエーションについていちいちルールを決めても覚えられないので、大まかに「ペナルティエリア内の混戦ではボールに近い方が処理をする。」とでもしておけばいいのかなと思います。
そうすればあの場面であれば吉田選手がそのまま外に蹴りだしていて事なきを得ていただろうし、逆に川島選手の方がボールに近ければそのまま飛び出してセーブをすることもできたはずです。
とこんなことを考えていたら、直接川島選手にあの失点場面の理由を聞いた記事が出てました(笑)
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=26791www.soccerdigestweb.com
記事によると、川島選手はあの場面でやはり「吉田選手に任せた方がいい。」ということで「クリア」の指示を出していたようです。
基本的にはGKがクリアと言ったらディフェンスはボールをクリアするのが鉄則なのですが、あの一瞬の中で正確に判断をするのは吉田選手からすると難しかったのかもしれませんね。
まぁ理由もある程度わかったので今後は「キーパーがクリアと言ったら多少リスクが有無を言わさずクリアをする」というルールを決めておけば今回のような失点は防げるはず。
今回の試合はとてもいい教訓になったはずなので、今後の最終予選や代表戦では同じミスがないようにGKとディフェンダー陣はさらに連携を強化してもらえればなぁなんて思ってます♪
それではまた次回もよろしくお願いします♪