どうも、管理人です♪
2017年のチャンピオンズリーグ決勝進出チーム決定しましたね♪
「レアルとユーベ!!」
名門同士の対決。いやぁ、毎年チャンピオンズリーグ決勝は楽しみでしかないんだけど、今年も見逃せない対決になるんじゃないでしょうか?
さてさて、今回は決勝進出を決めたレアルが戦った準決勝アトレティコ・マドリードの第2戦。試合は1-2でアトレティコが勝ちましたが、第1戦でレアルが3-0で勝利したためレアルが決勝進出を決めました。
まぁ試合分析については色々サイトでやってくれると思います。このブログはしつこいぐらい何度も言うようだけGKブログなので、今回もこの試合の両チームのGKの動きを振り返っていきたいと思います♪
ケイラー・ナバスのプレー
この日のナバスは2失点。PKの対応についてはビミョーなところだけど、そのほかのプレーではチームを救うようなプレーもあったし十分な活躍をしていたと思います。
まずは前半4分のプレー。
アトレティコの右サイドカラスコからのセンタリングにコケが反応しワンタッチでニアサイドへ。しっかりニアのコースを塞いでいたナバスがはじき出してコーナーキックに逃れます。
最初のプレーでしっかりピンチを防ぎましたからね。気持ち的にはだいぶ楽になったと思います。
失点シーンは前半12分。右のコーナーキックにアトレティコのサウールが飛び込みヘディングシュート。
ニアへのシュートは強烈でナバスも反応はしましたが、左手をかすめてゴールへ。正直あの至近距離からあの強烈なヘディングはキーパーを責められないと思います。コーナーキックのスピードも飛び込んでくるタイミングも素晴らしかった!!アトレティコに希望を与えた先取点でしたね。
そして前半14分過ぎだったかな?
ペナルティエリア内で上手くボールを受けたフェルナンド・トーレスがディフェンダーに足を引っかけられてPKゲット!!いやぁ、すごい展開!!
アトレティコのキッカーはグリーズマン。
グリーズマンのシュートはぶっちゃけコースは甘かったです。ほぼナバスの正面だったし高さもそんなにきわどいところではなかった。
ナバスは左に飛びながら右手一本で弾きだそうとしたんだけど、シュートの勢いに負けてボールはゴールへと吸い込まれてしまったんですね。
まぁ、一流のGKなら防いでほしかったシーンなんだけどここでナバスの擁護をするならまずシュートが正面に飛んでくるっていうのが彼にとって予想外だったのではないかと思います。
基本的にGKというのは、PKの際にはキッカーが左右どちらかのコースに蹴ってくることを予測して動くわけですね。相手の助走、目線、キッカーのこれまでのデータなんかを頭に入れつつ最終的にはキッカーが蹴る瞬間ぐらいに飛ぶ方向を決めてダイブします。
ただ、今回のPKを見てもらうとわかるんだけど、シュートはほぼほぼ正面に来てるんですよね。それに対してナバスは左側にダイブしているので結果として意表を突かれてしまったのではないかと思うわけです。
あともう一個あえて挙げるとしたら、ナバスはグリーズマンが蹴るまでにかなりゴールラインから前に出ているんですよね。これは映像を確認してもらうとわかると思います。
なんでGKが前に出たがるのかっていうとなるべくコースをふさぎたいっていう思惑があるからです。(本来は反則だけどね)
ただ、今回はナバスが前に出たことでグリーズマンのシュートに対して距離が近くなったわけだからより素早く反応しなければならなくなってしまった。そりゃ、近くなればその分早く自分の方にボールが来るわけですから当然のことですよね。そのため、結果として対応が難しくなってしまったんじゃないか?と僕は思っています。まぁ、それでも止めてほしいシーンではありましたね。
この試合ナバス最大の見せ場は65分過ぎのプレーでした。
レアルのディフェンスライン裏に出たボールに反応したカラスコが、ディフェンスとの競り合いを制しペナルティエリア内に侵入しシュート。これをナバスが見事にセーブ。しかし、その後のこぼれ球がゴールのほぼ正面にいたアトレティコのガメロの元へ。
がメロはそのボールをヘディング。しかし一本目のシュートをセーブしたあと素早く起き上がったナバスがすかさず反応しボールをはじき出したのです。
いやぁ、このプレーはほんとデカかった。これ入ってたらだいぶアトレティコに勢いづいてたと思うんだけど、その勢いを断ち切るナバスの好プレーでしたね。
感心するのは一本目を止めた後の立ち上がりの素早さ。カラスコのシュートを弾いた後スムーズに立ち上がってそのままガメロのヘディングに対応している。あの一連の動きは見事だと思いました。ナバスのいいところが出たシーンだったんじゃないでしょうか。
いやぁ、興奮させてくれるプレーでしたね。(ちょっとヘディングのコースは甘かった気もするけど)
ヤン・オブラクのプレー。
アトレティコは第1戦を3-0で落としてますからね。チームとしては1失点もしたくはないけど相手は破壊力抜群のレアル・マドリードということで、オブラクにかかる負担は相当重くなるだろうなぁということは想像できました。
結果的には1失点を喫しましたがやはり彼はハイレベルなGKであるなぁというのをこの日も見せてくれたと思います。
まず前半6分過ぎ。
右サイドのライン際からのフリーキック。やや高めのクロスボールに対してカゼミーロがヘディングで合わせます。それに対してオブラクは左にダイブして左手一本でボールをはじき出しました。
コースはそこまできわどくはなかったかもしれませんが、至近距離からのシュートでしたからね。さすがの反応でした。ここで失点していたら試合は決まっていたかもしれませんからね。ビッグプレーだったと思います。
そんで次が失点シーン。もう40分も過ぎてたんですね。
スローインを左サイドの相手陣地奥深くで受けたベンゼマが三人に囲まれながらボールをキープ。ゴールラインぎりぎりのところから抜け出してペナルティエリア内に切り込みます。
ぶっちゃけここで結構勝負ありって思いましたね。一対三で囲んだのにボールを奪えなかったのは痛すぎる。その結果アトレティコの守備の人数が減って中央が手薄になってしまいました。
そしてベンゼマが中へ折り返したところ、走りこんできたクロースがインサイドでシュート。シュートは低い弾道でニアサイドへ。それに対してオブラクは素早く反応して片手ではじくんです。ここまではオブラク見事でしたよ。至近距離のシュートに対してほんとよく反応したと思います。
だけど、そのこぼれ球に先に反応したのはイスコでした。オブラクもボールを弾いた後素早くボールに飛びつきましたが間に合わず押し込まれてしまいます。いやぁ、この1点は痛かったですね(^^;
まとめ
というわけで、今回は2017年のチャンピオンズリーグ準決勝第2戦アトレティコ対レアルの両GKの活躍について振り返ってみました。
僕の関心はもう決勝のユーベ対レアルしかありません。はたしてブッフォンが初のチャンピオンズリーグのトロフィーを掲げるのか?はたまたレアルがそんなブッフォンの牙城を打ち崩すのか?
ブッフォン対ナバスのGK対決も楽しみにしたいと思います♪
それでは失礼します♪