どうも、管理人です。
2016年のクラブワールドカップ準々決勝をご覧になった方も多いかと思います。結果は鹿島が2-0で勝利し次は準決勝で南米王者アトレティコ・ナシオナルと対戦します。個人的にはここで勝って決勝でレアルと当たってほしい。そう願うサッカーファンの方はすんごく多い気がします。
さてさてそんなわけで期待せずにはいられないクラブワールドカップですが、先のことは置いておいて今回は準々決勝のマメロディ・サンダウンズ対鹿島アントラーズの試合を自分なりに振り返ってみようと思います。良かったらお付き合いください。
試合展開と感想
2-0で勝利した鹿島でしたが前半と後半ではまるで別のチームか?と思ってしまうぐらい出来が違いましたよね。
前半はほんとに苦しい展開でした。中盤でパスもあまり繋げず相手にひっかかってしまう。スルーパスで裏とられてあわやという場面をつくられる。中2日で疲れもあったのでしょうが、前半の鹿島はアフリカ王者の身体能力と独特のリズムに対応しきれていなかったと思います。攻撃も点取れる感じしなかったもんなぁ。
テレビを見ていたらある解説者が「前半は攻めさせていたんじゃないかな?」と言ってたけどうーん、どうかな‥‥‥。攻めさせてたにしては決定機を作られ過ぎてないかな?というのが僕の感想。
攻めされるっていうのは相手にボール回させてても危ない場面は作らせないっていうのが攻めさせてるってことだと思うんですよね。ボールキープ率は高いけどシュートは全然打たせないみたいな状態。でも、前半の鹿島はめっちゃシュート浴びてましたからね。決定機は覚えてるだけでも3回はあって曽ヶ端選手のセーブで無失点ですんだにすぎなくてこれが1点でも取られてたらまた展開変わってたんじゃないかな?と思います。
後半は一転して鹿島ペース。サイドのスペースを有効に使ってどんどん相手を自陣に押し込んでましたね。中盤でも余裕をもってボールが持ててたので前半と比べて安心して試合を見ることができました。だんだん相手の中盤も間延びしてましたからね。
前半攻めまくったからもしかしたら相手は後半やや疲れて集中力を欠いたのかもしれません。それにしても鹿島の後半の出来はとても良かった。
得点シーンは右サイドからのクロスの折り返しを遠藤選手がダイレクトでフィニッシュ。ペナルティエリア内にスルスルと入ってきた遠藤選手のポジショニングは素晴らしかったですね。とても冷静に決めました。
2点目はエース金崎選手の得点。これまた右サイドの相手DFの裏に抜け出した選手がかペナルティエリアの少し内側まで侵入してゴロでのクロス。そこにフリーで入り込んだ金崎選手がしっかりトラップし冷静に相手GKの動きを見極めながら左足でシュート。ゴロのシュートは金崎選手から見て右隅に流し込みました。あの至近距離だと相手GKはノーチャンスでしたね。
ディフェンス陣も相手の能力などがある程度把握できたのでしょう。後半は決定機を作られることもなくしっかりと修正できていたと思います。この立て直しは素晴らしかった。
無失点で終えられたのはとても良かったですね♪この試合の後半のような形を出せれば南米王者ともいい試合ができそうです。
GKの大切さを改めて感じた
このブログはGKブログということでここからは両チームのGKのプレーについて書いてみようと思います。
まず曽ヶ端選手。前半の彼の活躍なくして鹿島の勝利なし!!という感じでしたね。それぐらい曽ヶ端選手の存在はデカかった。決定機をしっかり防ぐ姿はベテランならではの落ち着きも感じられました。
曽ヶ端選手は↓の記事で語っているように、確かに相手のシュートがメチャメチャ早かったとかすんごいコースがきわどかったかと言われたらそうとも言い切れません。
http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=21147www.soccerdigestweb.com
でもそれは彼のポジショニングのよさや、ボールをしっかり弾くといった冷静な判断力というものがあってこそです。しっかり弾いてまずはピンチを防ぐ。たとえチームがピンチになっても冷静に自分のプレーをする。ベテランならではの味とでも言いましょうか、そんな彼の良さが存分に出ていた試合なんじゃないかなと思います。
ただ後半はハイボールをファンブルしたり前線へのキックの精度がやや不安定な部分もありそこは少し改善点かなーとも思います。次の相手は南米王者。ミスに対してより抜け目なく厳しくついてくるはずなので、集中してプレーする必要があるでしょう。
一方相手のサンダウンズのGKオニャンゴ選手。要所で好セーブも見せていましたが失点シーンではやや対応に問題があったのではないかと思います。
確かに遠藤選手のゴールに至るまでの鹿島の崩しというのは素晴らしかったです。右サイドから左サイドにクロスが上がりその折り返しに対してペナルティエリア内でフリーになった遠藤選手のダイレクトでのシュート。
オニャンゴ選手は左右に振られて確かに対応しづらかったかもしれない。でもシュートのコースを見てもらえばわかると思いますが、ほぼ正面です。シュートに威力があったとはいえおそらく一流のGKであれば弾きだせたのではないか?というのが僕の感想です。
あの場面でGKがノイアーだったら?ブッフォンだったら?チェフだったら?クルトワだったら?キャッチするのは難しいかもしれないけどおそらくはじき出すことは可能だったはず。
あそこで失点していなかったらまた試合展開は変わっていたかもしれません。そう考えるといかにGKのプレーが試合を左右するか、いかにGKが重要かってことを再認識した試合でした。
まとめ
何やかんや書きましたが準決勝が楽しみです♪鹿島にはすべてを出し切って勝利してほしい!!ホントレアルとやってくれたらすんごい嬉しいです♪期待してます!!
ではまた次回もよろしくお願いします♪