偉大なGKが長年クラブや代表でゴールを守れば守るほど、その選手が引退した後に「誰が後継者となるのか」というのは気になるものです。イタリアならブッフォンの後継者、ドイツならノイアーの後継者、チェコならチェフの後継者は誰なのか?というのが気になる方も多いのではないでしょうか?
当然、後継者は前任者である偉大なGKと比較され続けます。そして大抵の場合はかわいそうだけど前任者よりも物足りなく感じたり実力不足であるケースが多いです。では、スペイン代表はどうでしょうか?
長年、レアルマドリードとゴールマウスを守り続けチャンピオンズリーグ、ユーロ、ワールドカップと主要大会をすべて制したGK,イケル・カシージャス。彼のあとゴールマウスを任せられるようなGKは存在するのか??おそらくですが、今回ご紹介するGKがその第一候補となるでしょう。その選手がこちらです。
ダビド・デ・ヘア
デ・ヘアは1990年11月7に生まれ。身長193㎝、体重76㎏。
2007年に当時所属していたアトレチコ・マドリードBにてプロ契約を結ぶ。トップチームにはその2年後の2009年にデビュー。2010-2011シーズンまでアトレティコの絶対的な守護神として活躍をします。
その活躍が認められ、2011年の6月にイングランド・プレミアリーグのマンチェスターユナイテッドへと移籍を果たします。
偉大なGKたちの後継者となる男
彼が移籍したマンチェスター・ユナイテッドは言うまでもなくイングランドの超名門です。デンマーク代表のピーター・シュマイケル、そしてデ・ヘアの前任者はオランダ代表のファンデルサールとその時代を代表するようなGKがユナイテッドのゴールマウスを守ってきたんです。
そのファンデルサールは2011年に引退。その後がまとしてデヘアが移籍してきました。ユナイテッドはシュマイケル引退後長くゴールキーパーに悩まされてきましたからね。二度と同じ轍を踏まないように優秀なデヘアを獲得したというわけです。
さらに、2016年のユーロでは長年スペイン代表のゴールを守ってきたイケル・カシージャスからポジションを奪い大会では正GKとして活躍しました。スペインは決勝トーナメントでイタリアに敗れましたが、デヘアは全試合とおして安定したプレーを披露。(イタリア戦はちょっと残念だったけど)カシージャス後のスペイン代表GKの後継者争いから一歩抜け出したと言えるでしょう。
彼は今後も偉大な前任者たちと比較され続けます。そのプレッシャーに負けずユナイテッドでもスペイン代表でも新たな歴史を刻んでほしいなと個人的に思っています。
デ・ヘアのプレーの特徴
ど派手なプレーをするわけではないですが、ボールへの反応もいいし全体的にハイレベルなプレーヤーだと思います。背が高いですが低いボールへの対処もいいですね。時に足を使ったりしてうまくピンチを防いでいます。
ファンデルサール引退後ユナイテッドの守備陣はどうなることかと思いましたが、彼の加入によってGKはしばらく問題ないでしょう。むしろ、彼が加入してなかったらユナイテッドの守備陣はどうなっていた事か‥‥‥。
ただ、ちょっと前にはレアルに移籍するなんて話もあったんですよね。やっぱり優秀なGKですし、他のチームから欲しがられるのは無理もない話。でも彼が移籍しちゃったらはっきり言ってユナイテッドの守備陣は相当弱体化するんじゃないかと個人的には危惧しています。かなり今のチームでの存在感はデカいと思いますね。
実力はトップクラスですがあとは実績がほしいところですね。ファンデルサールもカシージャスもチャンピオンズリーグ制してますし、カシージャスにいたってはワールドカップとユーロを制した偉大なGKですから。
もちろんその時のスペインがとんでもなく強かったというのもありますけどね。デ・ヘアがカシージャスを超えたと言われるにはチームにビッグタイトルをもたらすような活躍が求められるんじゃないでしょうか。
まとめ
今回は、ダビド・デ・ヘア選手についてまとめてみました。各国のGKも徐々に世代交代が進んでます。これからのスペインを担うのはおそらく彼なんじゃないかと個人的には思いますね。デ・ヘアの今後の活躍を楽しみにしています♪
それでは今回はこの辺で!!
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