イタリアのキーパーといえば「ジャンルイジ・ブッフォン」を思い浮かべる方も多いと思います。ブッフォンは近年どころか長いイタリアの歴史の中でもトップクラスのGKだと個人的には思っています。
そんなブッフォンがけがで欠場したユーロ2000。ブッフォンに代わってイタリア代表の正GKをつとめ大活躍をしたGKがいました。今回はその選手をご紹介してみようと思います♪
フランチェスコ・トルド
トルドはイタリア出身のGK。1971年12月2日生まれ。身長196㎝体重90㎏。
プロデビュー後は無名チームで試合に出場しキャリアを積みます。転機となったのは1993年のフィオレンティーナへの移籍です。フィオレンティーナでは正Gkとして活躍をしイタリア代表にも選出されるようになります。
彼を語る上で欠かせないのはユーロ2000での大活躍ですね。既に頭角を現していたジャンルイジ・ブッフォンが大会直前に怪我で大会を欠場。ブッフォンの代わりに出場したトルドはイタリアを決勝まで導きます。
特に印象的だったのが準決勝のオランダ戦ですね。この試合でトルドは何と試合中に2本、そしてPK戦でも2本シュートを止める大活躍を見せます。僕はPKを止めた後トルドが喜んでジャンプしている姿がメチャメチャ印象に残ってます。あれは神がかってたなぁ‥‥‥。
イタリアはオランダに勝利し決勝へ。決勝ではフランスと戦うわけですが、試合終了直前までイタリアがリードしてたんですよね。誰もが「このままイタリアの優勝か」と思ったロスタイムですよ。
フランスのGKバルテズが蹴ったロングボールをフランスの選手が競り勝ちそれがフランスのヴィルトールの元へ。ペナルティの外で胸トラップしそのままエリアの中へ侵入。左足で放たれた低い弾道のシュートはトルドの足元を抜けてゴールへと吸い込まれました。
あの時ボールがゴールに吸い込まれるのを見ながらトルドが手で顔面を抑えるシーンが印象的でした。まさに天国から地獄へというシーンでしたね。
その後延長戦に突入し、最後はフランスのトレゼゲのボレーシュートでフランスの勝利。イタリアは準優勝に終わりました。大会で素晴らしい活躍を見せたトルドはベストイレブンにも選ばれました。でも優勝したかっただろうなぁ。
その後トルドはユーロ2004をもって代表を引退。2001年にはフィオレンティーナからインテルへと移籍しここでも活躍を魅せます。しかし、その後加入したブラジル代表の「ジュリオ・セザール」にポジションを奪われ控えGKに。
控えという立場ではありますが、チームを支えインテルのセリエA優勝やチャンピオンズリーグ制覇に貢献します。そして2010年に現役を引退。
トルドのプレーの特徴
196㎝と大きな体格を生かしたダイナミックなセーブが特徴のGKですね。大きいですが足元のシュートへの反応も早く90年代後半から~2000年代前半のイタリアを代表するGKの一人でした。
個人的にはインテルで控えポジションでいるのは勿体ないなぁと思ってました。彼ほどの実力があればビッグクラブでもなければ即レギュラーだったに違いないと思うんです。それでもサポート役に徹してチームのタイトル獲得に貢献した姿は素晴らしかったですね。
それにしてもユーロ2000のPKストップは何回も言いたくなるほどすごかったなぁと思います。
まとめ
今回は元イタリア代表GKの「フランチェスコ・トルド」について書いてみました。今後もイタリアのGKについて書いていこうと思います♪
それでは今回はこの辺で!!
最後までご覧いただきありがとうございました!!
次回もよろしくお願いします!!
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