2000年代以降、スペイン代表のGKと言えばだれを思い浮かべるでしょうか??一番パッと思いつくのは「イケル・カシージャス」じゃないかなと思います。レアルで長年チームを支えリーグは勿論のこと、チャンピオンズリーグも制覇。スペイン代表ではユーロとワールドカップを制覇。実績ナンバーワンのGKと言えるでしょう。
以前カシージャスを紹介する記事も書きましたので興味がある方はご覧ください♪
今回はスペイン代表で長年カシージャスの陰に隠れていましたが、ワールドクラスの能力を持った選手をご紹介したいと思います。正直このキーパーが控えなんてスペインはなんて贅沢で選手層の厚い国なんだというのがよく分かるでしょう。
ホセ・マヌエル・レイナ
レイナは1982年8月31日生まれ。身長188㎝体重は92㎏。
プロデビューは2000-2001シーズン。レイナはFCバルセロナのカンテラ育ちでそのままトップに昇格し試合出場を果たします。しかし、当時のレイナはまだまだ荒削りの選手で世界最高峰のチームで正GKとしての地位を確保するまでには至りませんでした。
2002年に同じリーガ・エスパニョーラのビジャレアルCFに移籍。このチームでは正GKの座を確保します。ビジャレアルには2005年まで在籍。
2005年の7月からは同じスペイン人のラファエル・ベニテス監督にその実力を買われ、今度はイングランドプレミアリーグのリヴァプールFCへと移籍を果たします。
リヴァプールではプレミアリーグやチャンピオンズリーグなどのビッグタイトル獲得こそならなかったものの、FAカップ獲得に貢献するなどチームを最後尾から支える活躍をみせます。レイナと言えばリヴァプールという印象を持つ方も多いのではないでしょうか??
しかし、2013年にはベルギー出身のGkシモン・ミニョレの加入により一度イタリアのSSCナポリへと移籍。ナポリでもシーズン通して活躍をしますが、1年でリヴァプールへと復帰。ただリヴァプールには残らず2014年8月にドイツブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンへと移籍を果たします。
ただ、ご存知の通りここには世界最高クラスのGK、ドイツ代表のマヌエル・ノイアーがいるんですよね。レイナもワールドクラスの選手ですがさすがにノイアーから正GKの座を奪取するのは至難の業でした。数試合しか出場することはできなかったんですね(>_<)
結局バイエルンには2015年の3月まで在籍し、その後再びセリエAのSSCナポリに移籍を果たします。
主要4リーグで試合に出たGK
驚くべきことにレイナは、スペイン、イングランド、ドイツ、イタリアというヨーロッパ4大リーグで公式戦に出場した初めてのGKなんですね。まぁ、バイエルンはわずか数試合でしたが、それでもプレースタイルの違うリーグで適応していくのは大変だったと思います。
2015年からはイタリアのナポリに在籍しているわけですが、そこでもちゃんと活躍できているのがすごいよなぁと改めて感心します。同じスペイン人のカシージャスはポルトでイマイチ適応できてないですからね。まぁ、カシージャスの場合30代に入って初めての移籍ですし、国をまたいでの移籍なので単純には比べられないのでしょうけど(^^;
レイナのプレーの特徴
188㎝と大柄な選手ですが非常に俊敏で反応が速いGKですね。またバルサのカンテラ出身ということで非常にキックの精度が高いGKでもあります。彼でも正GKになれないのだからスペイン代表の正GKになるのがいかに大変なのかというのがよく分かりますね。
スペインはカシージャスが長年代表に君臨していて、彼がいなくなったら今度はデヘアが出てくる。今後も優秀なGKが出てくるのでしょう。レイナは正GKにはなれないかもしれませんが、デヘアが負傷したりすることも考えられます。
そんな時に彼レベルのキーパーが控えてくれていればスペインの守備力がガクッと落ちることはないでしょう。チーム編成を考える監督としてはありがたい選手だと思いますね。
まとめ
今回は「ホセ・マヌエル・レイナ」について書いてみました。カシージャスやデヘア以外にもスペインにはまだまだ素晴らしいGKたちがたくさんいます。今後も偉大な先人たちや今後期待される若手GKなんかを紹介していければなんて思っています。
それでは今回はこの辺で!!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!!
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