「GKというのは経験が必要なポジションである」
昔からよく言われてきたことです。
僕もこの言葉にはおおむね賛成でやはりGKというポジションは年齢を重ねながら様々な経験をすることで、段々と完成された存在になるのだと思います。特にメンタル面に関しては若手の時よりもある程度キャリアを重ねた時の方が落ち着きがまし安定しているGKが多いなという風に感じています。
その最たる例が元イタリア代表GKのディノゾフという選手です。
彼は40歳にして1982年のワールドカップを制したイタリア代表の正GKとして活躍しました。今でこそ40歳代のプレイヤーもちらほらとはいますが、当時40歳の選手なんてほとんどいなかったんじゃないかな?
しかも、ただ単に現役で頑張っているというだけじゃなくて、現役選手の最高峰でもある代表選手としてワールドカップを制するという偉業を達成しているわけです。相当体のケアをしっかりしていたんでしょうね。
彼は「ゴールキーパーはワインと同じ。年を重ねるほど味が出る」
という名言を残していて、年を重ねると身体能力などは落ちるが経験などを積み重ねる事でカバーできるということを言いたかったんじゃないでしょうね。非常に説得力のある言葉です。
そんなふうに経験が大事と言われるGKですが、ここ最近は「ものすごい若いGKがでてきている。」という印象が僕の中にはあります。
まずファーストネームがジャンルイジというのもたまたまでしょうけど同じだし、デビューしたのもブッフォンは17歳、ドンナルンマは16歳とかなりの若さ!!日本でいえば高1の若者があのミランのゴールマウスを守るってすごい‥‥‥。プレッシャーもとんでもないでしょうに。
ブッフォンも名門パルマのゴールマウスを若くして任されましたし、そういった共通点からも「偉大なGKの誕生か?」とサッカーファンが期待してしまうのも無理はないでしょう。
新たな”ジジ”の誕生? ミラン対キエーヴォは16歳GKに注目|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!
ミラン期待の16歳GKがイタリアU21代表に飛び級選出!|theWORLD(ザ・ワールド)|世界中のサッカーを楽しもう!
記事にもあるけど16歳で身長196㎝って 凄いよね‥‥‥。最終的に2m位になるんじゃないかな??体格恵まれ過ぎ(^^;スケールでかすぎ!身長160㎝台の僕からしたらうらやましいを通り越してずるいですね(笑)
多分僕がせいいっぱい体伸ばしてやっと届くボールに対してドンナルンマは余裕で届いちゃうんだろうな。それこそ僕がダイブしてさわれるようなボールをそのまんま手伸ばすだけみたいなね。ほんと一度でいいから彼ぐらいの身長でプレーしてみたかった(>_<)
彼はその実績が評価されて飛び級でu-21のイタリア代表にも選出されたみたいですし、これから経験を重ねていけばもしかしたら本当に「ブッフォンの再来」と呼ばれるような名選手になるかもしれません。
ブッフォンは代表デビューが18歳でそれから20年もの間イタリア代表として君臨しているわけですが、ドンナルンマにもぜひそうなってほしい!彼にはそのポテンシャルが十分あるはずだし、彼の輝かしい未来のためにもミランは大事に育ててほしいですね。プレッシャーでつぶれてしまわないようにね。
それにしてもサッカー大国イタリアはいいGKがどんどん出てくるよなぁとしみじみ思う今日この頃でした。
それではまた次回もよろしくお願いします!
<追記>
ドンナルンマが2016年9月1日にイタリア代表に17歳でデビューしました。今後の成長がますます楽しみですね♪