今回は先日行われたリオオリンピック前の親善試合。日本VSブラジル戦に出場した日本の両GKについて簡単に評価をしてみようかなと思います。完全な管理人の主観ですのでご了承くださいませ(>_<)
日本はこの試合、前半と後半でGKを交代しましたね。前半は柏レイソルの中村選手。後半は鹿島アントラーズの櫛引選手といった形です。おそらく最初から45分ずつ起用しようということだったのでしょう。まず前半出場した中村選手のプレーについて書いていきます。
前半17分
左サイド、ペナルティエリアの外からのクロス。エリア内でフリーになっていた17番の選手のワントラップからのボレー。
コースはやや甘かったが低く強烈なシュートをよく弾き出した。中村選手はこの場面で相手がトラップしたのを見ながら前進する事でコースを狭めていた。いいポジション取りだったと思う。
20分
11番がワンツーでペナルティエリア内に侵入。後ろ向きになった相手に対してしっかりと体を寄せコースを塞ぐ。シュートは枠の外を外れた。あわてずプレッシャーをしっかりとかけることができていた。
32分
中央突破から。フリーでペナルティエリアのすぐ外まで侵入。最後は植田選手に当たってコースが変わって失点。あの距離でコースが変わってしまえば反応するのは不可能に近い。これはGKにはどうしようもない失点。
37分
16番チアゴ選手がペナルティエリア外からのシュート。カーブをかけたシュートがクロスバーを直撃。日本のDF陣の寄せの甘さが目立つ。
ネイマール選手のペナルティエリアの左側からのフリーキック。壁を超えたシュートは曲がりながら落ちてクロスバーを直撃。強烈でコースも良かったが中村選手はしっかり反応できていた。
40分
ネイマール選手からがペナルティエリアに侵入し横パスに反応したバルボサ選手との一対一。中村選手はしっかりコースをきって足元へのシュートを足で弾き出す。コース取りと前への飛び出しは非常によかった。
41分
ブラジルの右サイドからのコーナーキック。
マルキーニョス選手が頭で合わせゴール。叩きつけたボールはコースもよくスピードもありなかなか反応は難しい。相手の方が身体能力が高い場合、先に飛ばれてしまうと日本選手が対抗するのは難しい。ゾーンで守るよりもマンツーマンの形でぴったりくっついて自由にやらせない方がいいのではないかと思った。
ここで前半終了!後半からは櫛引選手に交代。
後半3分
ネイマールがペナルティエリアまでドリブルで侵入。ヒールで落として味方へ。左足で放たれたシュートは櫛引選手の正面へ。シュートが強烈だったためセーフティに弾き出す。いい判断だったと思う。
後半6分
ペナルティエリア内で完全に崩される。相手が狙いすぎてシュートはクロスバーを超える。失点していてもおかしくない場面。ゴール前で崩されてしまうとキーパーとしては止めるのが難しいだろう。
パントキックが一本素晴らしい精度だった。解説の元日本代表の福西さんも「いいキックですねー」と褒めていた。日本は「耐えて勝つ」というコンセプトみたいだし、前線には浅野選手のような速いタイプもいる。もっとGKからのカウンターというのを狙ってもいいのかもしれない。
文字だけじゃイメージしにくいと思うのでハイライトの動画を貼っておきます♪
出典: 【ネイマール率いるブラジル代表相手に何もできず】 u21 日本 vs ブラジル 0-2 リオオリンピック直前国際親善試合ハイライト 日本代表戦 - YouTube
まとめ
試合は2-0で終了。中村選手は2失点、櫛引選手は失点なしという結果でした。ただ、前半と後半では明らかにブラジルのペースが落ちていた事を考えると、この結果だけでどちらのGKがいいのかは判断するのが難しいところです。
中村選手は決定的なシュートを何度か防いでいたし、失点シーンはGKが頑張ればどうのこうのできるレベルではなかったと思います。ほとんどチャンスはなかったんじゃないかな。
櫛引選手に関しては後半からの出場でしたが、慌てず安定したプレーを披露していました。判断もしっかりしていたしキックの精度も素晴らしかった。ただ、ブラジルは後半ペースを落としていたのでハイペースのブラジルだったらどうだったかなというところはあります。
個人的には両GKは全体的に安定していたし、いいプレーを随所に見せてくれていたと思います。どちらが正GKとして本大会に出場するのかは分かりませんが、どちらが出ても大丈夫なんじゃないのと個人的には思いました。
ただ少しだけ守備に関して言わせていただくと、日本はちょっと引きすぎなんじゃないのかな?本大会では確かに自分たちよりもレベルの高いチームが多くて「耐える時間帯」っていうの長くなる可能性も高いです。
でも、この試合の日本っていうのはただただ引いてしまっていてプレッシャーもあまりかけられていない状態でした。結構ペナルティエリア付近でもフリーに近い状態でシュートを打たれている場面が多かった。
たぶん、Jリーグとかアジア予選であればそこまで危険ではないのかもしれません。多少プレッシャーが甘くても耐えきれるし、選手たちにもその部分で自信はあるのでしょう。ただ、本大会はレベルがさらに上がるはず。
おそらくどのチームも今回の試合ぐらいのプレッシャーであればペナルティエリア付近からバンバンきわどいシュートを打ってくるはずです。今回もバーに救われたシーンは何回かありましたからね。あそこまで近づけるとリスクは上がります。守備陣というか全体でどうプレッシャーをかけてどこでボールをとりに行くのかを明確にする必要があるんじゃないかな??
単に「下がって耐える」だとただただDF陣への負担が増すだけだし、でも結局耐えれなくてって失点してしかも攻撃チャンスもあまりなくてっていう感じになりそうだなと個人的には思いました。
そんな事を考えていたらちょうど守備に関して語られている人がいて「おお!!その通りだな」と思ったのでこちらに貼っておきます。
まぁとにもかくにも本体かまであと数日です。監督をはじめ日本のチームスタッフや選手は僕なんかよりもずーっと課題や修正点なんかを明確にしているでしょう。ぜひこの親善試合の結果を活かして本大会でいい成績を残してほしいなと思っています♪
頑張れ日本!!!!
それでは今回はこの辺で!!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!