先日、サッカーコーチ向けのサイトを見ていて、GKに関連するとても面白い記事があったんです。詳しくはこちらから見ていただければと思うんですが、この記事のテーマが
「バルセロナに学ぶGK育成の視点」だったんです。もうGK好きならたまらんテーマでしょ??
ちなみにこの記事はバルセロナの育成部門のGK担当責任者の方の講演を記事にしたものなんですが、バルサというチーム全体でどういう風にGKについて考えているのかを語っているんですね。これが非常に興味深かった。
全4回で色々なことを語っているので是非読んでいただきたいのですが、僕がもっとも興味をひかれたのが、「なぜブラボとテア・シュテーゲンを使い分けるのか?」について語っていたところなんですよ。
すげぇきになるじゃないですか?僕らあれこれ想像するわけですよね。テア・シュテーゲンは若いから経験積ませてるとか。どちらも能力大差ないかターンオーバー性にしてるとかさ。
でもそれはあくまで想像にしか過ぎなくて答えがない。だけど今回はそのバルサのGK部門の方が直接その理由を語っちゃってくれてるんですよね。以下その部分を引用してみましたよ♪
「なぜブラボとテア・シュテーゲンが起用されて、マシップが使われないのか。それは身長にあります。彼は179cmしかありません。バルサのカンテラ出身なので、ゲームを理解する力はブラボ、テア・シュテーゲンよりも高いのですが...。スペインのGKの問題は身長なのです」
欧州チャンピオンズリーグなど、スペイン以外の国の選手と戦う場合は188cmのテア・シュテーゲン。スペイン国内のチームが相手のときは、182cmのブラボと使い分けていることがわかる。シガラ氏は「GKに求められる身長は、最低で185cm以上」と語る。世界を見渡すと、身長が高く、ゴールを守るプレーに優れたGKはいる。しかし、バルセロナのGKに求められる、足元の技術とゲームを理解する力まで備えたGKはそれほど多くはない。
「テア・シュテーゲン、ブラボともに足元の技術レベルは高いものがあります。特にブラボは育成年代でチリのコロコロというクラブに所属しており、フリオ・ロドリゲスというチリの中では数少ない、足元の技術向上に力を入れていたGKコーチの指導を受けていました。マシップは15歳からFCバルセロナでプレーしているので、足元の技術、ゲームを理解する力は高いものがあります」
「身長かよ!!!」
そう突っ込まれた方も多いかと思います(笑)僕も軽く突っ込み入れました。
バルサというチームですらやっぱりGKにはある程度身長が必要だよねという考えなわけです。この記事の中でGKは最低でも185㎝以上と述べられていますし、まぁ、海外ならその要件を満たすGKがほとんどだと思いますが、さらにそこにバルサのチーム戦術上必要不可欠な「足元の技術が高い」GKとなるとそこまで世界のも多くはないよねという話。
ただ、身長に関しては要件を満たしていないブラボはバルサに移籍しているわけで、足元の技術の高さやセービング能力、そしてリーガでの実績が評価されたんでしょうね。ただ「それぐらい評価高いんならブラーボ一人でもいいじゃないか」って思っちゃうんですが、その疑問に対する答えも書いてありましたね。
欧州チャンピオンズリーグなど、スペイン以外の国の選手と戦う場合は188cmのテア・シュテーゲン。スペイン国内のチームが相手のときは、182cmのブラボと使い分けていることがわかる。
まぁ、スペイン人って割と背が小さい人が多いですからね。そこはブラボでも問題なしと。ハイボールなどの高さに対しても十分対処できるはずだという考え。
ただ、チャンピオンズリーグは違う。ドイツ、イタリア、イングランドを始め190㎝を超える大男たちもゴロゴロいるようなリーグばかり。そうなるとちょいとブラボの身長じゃ厳しい部分がある。だから身長が高いテア・シュテーゲンをチャンピオンズリーグを始めとしたらヨーロッパの戦いでは使うんだということらしいんです。
なるほどなー。そういうこと考えて二人のGKを入れ替えて試合で起用しているのか。やっぱバルサってすごいな、世界のチームってすごいなと改めて感じましたね。国内リーグだけじゃなくてヨーロッパ全土のチームを相手にする時のことも想定してるんだもんね。スケールが違うよなーって感じでした。日本ならそこでGK入れ替えることしないもんね。一つ勉強になりました♪
最後に
ちなみに今回僕が紹介したサイトはGKだけじゃなくてサッカーを学びたいという全ての方にとって有益そうなサイトでした。
指導者向けのサイトだけどサッカー好きとか現役の選手なんかが見ても面白いかもしれません。興味ある方はぜひご覧になってみてください♪
バルサの育成を始めとしたトレーニングメソッドが書かれた本。めっちゃ興味あるー♪
それでは今回はこの辺で!
最後までご覧いただきありがとうございました!