「チャンピオンズリーグの決勝で特に印象に残っている試合は?」と言われたら2004-2005シーズンのミラン対リバプールの一戦ですね。
前半にミランが3点取って「ああ、これはもうミランで決まりだなぁ」なんて思ってたら後半まさかの3得点!!PK戦までもつれ込んだ末にリバプールの優勝。あれは劇的でした。
今回はそのリバプールでイスタンブールの奇跡と呼ばれた大逆転劇を演じたGKをご紹介したいと思います。
イェジー・デュデク
デュデクはポーランド出身のGK。1973年3月23日生まれ。身長は187㎝、体重78㎏。
地元ポーランドのチームで数年過ごした後、オランダのフェイエノールトというチームに移籍。フェイエノールトはかつて元日本代表の小野伸二選手も所属したチームですね。
デュデクはチームのリーグ優勝にも貢献し、自信もオランダ年間最優秀GK賞を受賞するなど活躍を魅せます。
その後、イングランドのリバプールFCに移籍。リバプールではリーグ戦のタイトルこそ獲得できなかったものの前述したようにチャンピオンズリーグ優勝に貢献。おそらくこの時のことはチャンピオンズリーグの歴史として長く語り継がれるでしょうね。それ位劇的だったしすごい逆転劇でした。当然その時のGKだったデュデクもリバプールファンは忘れることはないんじゃないかな?
その後デュデクはホセ・マヌエル・レイナがリバプールに加入によりレギュラーを奪われてしまいます。そのまま出場機会を得られないまま今度はスペインのレアル・マドリードへと移籍。
ただ、レアルには当時絶対的な守護神であったカシージャスがいましたからね。デュデクも素晴らしい選手ではあったと思いますが、当時のカシージャスは20代半ばで脂がのりきった時期。
そんな彼からレギュラーを奪うのは難しくデュデクは第2GKとしての役割を与えられることになります。2010-2011シーズンを最後にレアルで現役生活を引退。
何といってもチャンピオンズリーグ決勝での活躍
デュデクといえば何といってもミランとのチャンピオンズリーグ決勝でのプレーを思い浮かべる方も多いはず。
3失点こそ喫しましたが、延長戦ではシェフチェンコの決定的なシュートを止めるなどチームを救うセーブも見せています。PKでは相手が3人阻止。(1人枠外、2人セーブ。)デュデクの活躍がなければリバプールがビッグイヤーを掲げることもなかったでしょう。
今の10代の人とかはもしかしたら知らないかもしれないけど、本当に劇的な勝利でした。決勝でこんな大逆転が起こったのは本当にあり得ないことですね。しかも当時のミランはタレントぞろいで相当強かったですから、見ていて「ああ、もうリバプールダメだなぁ」と思いましたもん。
でも、そこから諦めずに一点ずつ返していったリバプールの選手たちは本当に凄かった‥‥‥。まさに「諦めたらそこで試合終了ですよ。」ですね。いいものを見せてもらいました。
またPK戦でのデュデクの動きも印象的でしたね。なんかクネクネしちゃって「こいつ何やってんの?」って感じでしたが、あの動きにミランの選手は惑わされたんだよなぁ。デュデクの作戦勝ちでしたね♪
まとめ
今回は元ポーランド代表GK「イェジー・デュデク」について書いてみました。また彼のような個性的なGKが出てこないかなぁなんて思っています。
それでは今回はこの辺で!!
最後までご覧いただきありがとうございました!!
次回もよろしくお願いいたします!!
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