今回はスペインのバレンシアのゴールマウスを守り、スペイン代表にも選出され続けた実力者をご紹介したいと思います。
サンティアゴ・カニサレス
カニサレスはスペイン出身のGK。1969年12月18日生まれ。現役時代は身長183㎝、79kg。
元々はレアルマドリードの下部組織に所属していた選手です。しかし、レアルのトップチームで出場することはできずその後は2部のチームをいくつか転々とします。
僕は最初カニサレスがレアルの下部組織出身だなんて知りませんでした(*_*;てっきり最初からバレンシア一筋みたいなイメージだったんですよね(^^;それぐらい「カニサレス=バレンシア」っていう印象が強いGKでしたね。
92年にセルタというチームでようやくトップリーグでデビューを果たします。そこでの活躍が認められ94年にはレアルに復帰。しかし、レアルには当時ドイツ代表だったイルクナーという選手がいたんですよね。カニサレスは98年までレアルに在籍しますが、結局正GKの座を掴むことができませんでした。
そして、98年にバレンシアへと移籍。バレンシアでは正GKとしてリーガエスパニョーラ優勝や、チャンピオンズリーグ準優勝を2回経験するなど、最後尾からチームを支える活躍をします。
特に2000年代前半はかなり活躍していた印象ですね。リーガでもそうですし、代表でも2000年のユーロに出場したりしてましたから。この辺りが彼の絶頂期だったんじゃないかなぁなんて個人的には思っています。
バレンシアには引退する2008年まで所属し、現役生活を終えました。
代表では93年に初召集されるんですが、その当時のスペインにはスビサレッタという絶対的な守護神がいましたし、2000年代に入ってからはイケル・カシージャスというこれまた世界トップクラスに成長するGKがいましたからね。
結局彼らに挟まれるような形になり、カニサレスは代表戦にあまり出場することはありませんでした。
ちなみに2001年にスペインと日本は親善試合をしてるのですが、その時のキーパーが確かカニサレスだった記憶がありますね。日本は守り優先って形であまり彼の活躍する場面はなかったと思います。そのかわり川口選手がメチャメチャ頑張ってたのが印象に残っています。
カニサレスのプレーの特徴
カニサレスは183㎝と決して背が高いGKではありませんでした。それでも全てのプレーで安定していた印象がありますね。またチームをリーガ優勝やチャンピオンズリーグ決勝に導くなど大舞台も経験しているし、優秀なGKであることには間違いありません。彼抜きではバレンシアの躍進はなかったかもしれませんね。
ただ、先述したように代表での印象が薄いんですよね‥‥‥。正GKで出るはずだった2002年の日韓ワールドカップも直前で怪我して出場できなかったし。そもそもスビサレッタとカシージャスという歴代のスペインを代表するGKにちょうど挟まれちゃう形になっちゃいましたから(^^;
二人がいなかったらなんてこと考えても意味ないけど、その場合彼がしばらくスペイン代表のGKだったかもしれませんね。ちょっと運がなかったのかもしれない‥‥‥。
まとめ
今回は元スペイン代表、そしてバレンシアのゴールマウスを守った「カニサレス」について書いてみました。今後も引退したGKの中から印象に残っている選手なんかを紹介していけたらと考えています。
それでは今回はこの辺で!!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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