GK好きの間では「どこのリーグのGKのレベルが一番高いんだ?」という疑問が常について回ります。基本的にまずヨーロッパの4大リーグ「セリエA」「リーガ・エスパニョーラ」「ブンデスリーガ」「イングランド・プレミアリーグ」の中のどこかということに疑いの余地はないでしょう。
これらの国にはヨーロッパだけではなく、世界中からトップレベルの選手が集まってきておりその中で日々ポジション争いにしのぎをけずっているからです。
ただ、僕の中ではすでに冒頭の「どの国のリーグが一番レベルが高いのか?」という質問に対しては明確な答えが出ています。それは‥‥
「プレミアリーグである」
これはもうハッキリと断言することができます。それはなぜなのか?答えはとても簡単です。
「プレミアリーグには各国代表クラスのGKが集まってくるから」
「えっ?でもドイツだって、スペインだって、イタリアだって世界中からGK集まって来るでしょ?」そんな疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
その疑問を払しょくするためにまずはこちらのページをご覧になってみてください。
リンク先にはイングランドプレミアリーグでNO.1ゴールキーパーは誰かというの1位~10位までランキング形式で発表しています。この順位は個々人で多少入れ替わると思いますが、重要なのは10人の顔ぶれです!!
「全員が各国の代表選手なんです」
プレミアリーグ2015-2016では20チームが参戦していますが、少なくともその半分の10チームにどこかの国の代表クラスのGKが在籍している。こんなリーグが他にあるでしょうか??おそらくないはずです。
なぜ??プレミアリーグばかりにこんなに各国の代表クラスのGKが在籍しているのか?それはリーグの資金力がとんでもないことや国ごとの移籍のルールなどが関係してきます。
プレミアリーグは移籍しやすい
プレミアリーグの場合EUやEFTA(自由貿易連合)に加盟している国の選手は外国人扱いされません。ということはヨーロッパの別の国の選手であっても上記の条件を満たしている国の選手であればバンバン移籍することができるわけです。
先ほどのランキングを見てみると
- デヘア(スペイン)
- クルトワ(ベルギー)
- チェフ(チェコ)
- ハート(イングランド)
- ロリス(フランス)
- ミニョレ(ベルギー)
- フォースター(イングランド)
- ファビアンスキ(ポーランド)
- クルル(オランダ)
- ハワード(アメリカ)
自国イングランドの2選手とアメリカのハワードを除けば10チーム中7チームのGKはみんなEUに加盟している国の代表選手たちです。彼らは外国籍の枠に入りませんから、資金力があるプレミアリーグのチームは簡単に彼らを自分のチームに連れてくることができるというわけです。
岡崎選手の所属するレスターの「ガスパー・シュマイケル」だってデンマーク代表ですからね。ほんとイングランド人のGKが全然いない(笑)
「そんじゃあ何でプレミアってそんなにお金があるのよ?」って話なんですがその辺はシンプルに「放映権料がめちゃ高いから」と言えるでしょうね。日本でも岡崎選手の所属するレスターが優勝した際、キー局が映像をほとんど流さなかったのは「放映権料の高さ」が原因であったとかないとか言われてますからね。
それぐらい莫大なお金がリーグに入ってくるし、そのお金をプレミアの各チームにうまく分配する事でどのチームもある程度の資金力を蓄えることができ選手を補強することができるというわけです。
プレミアリーグの資金力事情は下のリンクが非常に分かりやすいです。ぜひご覧になってみてください♪
そんなわけで、各国の代表クラスの選手を連れてこれてしまうプレミアリーグはGKのレベルが最も高いというのが僕の結論です。プレーだけではなくこういう観点からGKについて考えてみるのもいいかもしれません。
それではまた次回もよろしくお願いします!!