どうも、管理人です♪
僕は元日本代表GKの川口能活選手が大好きです。そんで以前から読みたいなーと思っていた川口選手の本をつい先日読み終えました。今回はその感想を書いていきたいと思います♪
困難と闘い続けた海外挑戦の日々
日本で華々しい活躍をし海外への移籍を果たした川口選手。しかし待ち受けていたのは予想以上に厳しい海外での闘いの日々でした。
レギュラーはく奪。移籍後わずか3か月での戦力外通告。ケガでチャンスを逃す。レギュラーをとれずベンチで過ごす日々。チームからの度重なる移籍勧告。
孤独な海外での日々の中でいつしか笑うことすら忘れてしまった川口選手。その姿はこの本を読んでいる僕ですら胸が締め付けられる思いでした。ご本人の苦しみといったらもう想像もつきません。悔しかっただろうな‥‥‥。
特にイングランドでの日々は読んでいてほんとにツライ。日本でスターの道を歩んでいた川口選手からは想像もつかないほどの苦境だったはずです。
特にポー〇マスの会長ね。当時チームの会長を始めとした経営陣の仕打ちっていうのはすんごい腹が立ちますよ。読んでもらうとわかるけどほんとにひどいです。選手の立場からしたら「なんだよこれ?」って思うはず。川口選手もよくあんな状況の中で頑張ったよなぁと思います。
困難な中でも戦い続ける姿に感動
何度も心が折れそうになる中で、それでも川口選手は必死に練習し自分を高めていきます。チームの会長によるひどい扱いにもかかわらず、チームを愛しひたむきに練習に打ち込む川口選手。その姿には当時在籍していたポーツマスのリザーブコーチ陣が敬意を払うほど。彼らは川口選手の姿を見ていてこんな言葉を残しています。
「自分がトップチームの監督なら、プレミアシップの開幕戦では絶対にヨシを使うのに」
川口選手は決して実力で劣っているわけじゃないんです。あくまで会長を始めとした経営陣から金銭面で得るものがないという理由で総スカンをくらったわけです。
経営陣と現場のスタッフの考えの違い。もちろん経営においてお金が大事なのはわかりますが、正直やり方があまりにひどいんですよね。戦力として呼んだ選手をリザーブリーグにわざと落としたりさらにはユースチームの練習に参加させたりとかさ。ほとんどいじめですもん。読んでて腹が立ちましたね。
その後紆余曲折あって移籍したデンマークのノアシュランでも苦難の日々。
移籍して言葉の違いからチームメイトとのコミュニケーションもなかなかうまくいかない。そもそもチームのディフェンスラインがもろく守備面で不安もある。そんな中失点を重ね自信を失っていきます。
そんな中ケガをしてしまい気持ちはさらにネガティブに。それでも必死にデンマーク語を覚えてチームメイトとコミュニケーションをはかる姿にはほんと頭が下がります。
そんな努力のかいあってせっかくレギュラーをつかみかけても大量失点をしレギュラーの座を失う。ほんとに挫折の連続ですよ。確実に心がぽっきり折られてしまう、そんな出来事の連続です。
「能活もういいよ。日本に帰ろう。」
って言ってあげたいぐらい。いい方向に事態が好転しないんですよね(>_<)
それでもこの苦境をどうすれば脱出できるのか考えあがき続けた川口選手。ほんと腐らないんですよね。こんな苦しい状況の中で2004年のアジアカップに出場しあの奇跡のPK戦を演じてますからね。どんだけすごいんだよ!この人は!!と改めて思わせれました。本書を読んでからアジアカップの活躍を見るとより感慨深いですね。
その後は2006年のドイツワールドカップを見据えて日本のジュビロ磐田へと復帰をはたします。川口選手の海外挑戦の日々は終わりをつげました。
最後に
川口選手の海外挑戦ははたから見たら失敗だったのかもしれません。結果として所属したどちらのチームでもレギュラーをつかむことはできなかったわけですから。それでも川口選手が海外に挑んだこの3年間の日々は確実に彼を成長させたはずです。
そして何より川口選手が困難にめげず愚直なまでに道を切り開く姿には本当に感動しました。海外でほとんど周囲にサポートがない中孤独に戦い続けた姿は本当にすごいと思います。僕はますます川口選手のファンになりましたね。ほんとかっこよかった。
彼の海外での日々は本当に辛く心折れそうな日々の連続です。そんな中で葛藤し悩み苦しみながらももがいてもがいてもがき続ける姿はきっと読者の方に勇気を与えてくれるはず。川口選手のファンの方もそうでない方もぜひ一度本書を読んでみてくださいね♪
選手の人には特におすすめです!!
それでは失礼します!!