いやぁ、今年のチャンピオンズリーグ決勝も面白かったですね。恥ずかしいことに僕当日まで気づいてなくて、ふとテレビの番組表を見て「あれ?きょう決勝じゃね?」なんて気づいたりしてサッカーファンとして恥ずかしい限り。
まぁ、そんなことはどうでもいいとして
「レアル優勝おめでとう!!」
2016/2017のチャンピオンズリーグ決勝はレアル・マドリードがユヴェントスを4-1で下して、チャンピオンズリーグ史上初となる2連覇を達成しました。
ユーベのマンジュキッチの美しいボレーがあったり、クリスチャーノ・ロナウドが決勝で2ゴール決めて5シーズン連続のCL得点王になったりと、今回の決勝も興奮させてくれる一戦でしたね。
まぁ、色々語りたい部分もあるんだけど、このブログは毎回言うようにGKブログということなんでね、今回は決勝に出場したユーベとレアルの両GKの動きを振り返っていこうと思います。
ジャンルイジ・ブッフォンのプレー
先述したように決勝ではレアルに4点奪われてまたもチャンピオンズリーグのタイトルを手にすることができなかったブッフォン。まず彼のプレーを振り返ってみようと思います。
まず1失点目。前半20分にレアルのカウンターがさく裂しました。クロースからベンゼマへに縦パスが入り、右サイドのロナウドへ展開。ロナウドはオーバーラップしてきたカルバハルに一度預けるとそのままペナルティエリア中央に侵入。
ロナウドからのパスをダイレクトで折り返したボールをシュート。低い弾道で放たれたボールはDFに当たりながらブッフォンが守るゴールマウスの右サイドネットへと吸い込まれて行きました。
ぶっちゃけ、このシュートはブッフォンにはほぼノーチャンスだったと思います。なんせロナウド→カルバハル→ロナウドが全部速いゴロのボールで完全に振られてますし、ロナウドのシュートは早くてしかもDFに当たってサイドネットに吸い込まれてます。
あれをとれと言われたら多分世界トップレベルのGK達でも難しいでしょうね。ロナウドが素晴らしかったと褒めるべきかと思います。
2失点目は61分。左サイドからベンゼマがペナルティエリア内に侵入し、中央にいたクロースにパスを送ります。クロースはダイレクトでシュートを放ちますがこれはDFがクリア。そのこぼれ球を走りこんできたカゼミーロが右足でダイレクトシュート。
これがユーベのケディラに当たってコースが変化。ブッフォンは右にダイブしながら懸命に右手を伸ばしますが、ボールはそのままゴール右下へと吸い込まれて行きました。
これもノーチャンスとまではいわないけど難しいシュートでしたよね。味方にボールが当たってコースも変わってるからタイミングもずれるし、ゴール前には人が密集していたから、どうしても一瞬反応は遅れちゃう。
カゼミーロのシュートは強烈でしたがDFに当たらなかった方がブッフォンにはチャンスがあったんじゃないかなと思っています。
続いて3失点目。ロナウドの2得点目のゴールですね。右サイドでカルバハルがボールを持ち裏に抜け出したモドリッチへスルーパス。走りこんだモドリッチがゴールラインギリギリで体を倒しながら中央への折り返しのクロス。そこに走りこんできたロナウドがブッフォンの目の前で右足で触ってゴールイン。
いやー、これもロナウドがフリーであの場所にいたらそりゃ決めてきますよね。あの至近距離で冷静にボールを流し込む技術は素晴らしいし、これもブッフォンにはほぼノーチャンスだったと思います。
そんで最後4失点目。ロナウドのフリーキックが壁に当たってルーズボールになったところをマルセロが拾いそのままDFを置き去りにして左サイドからペナルティエリア内に侵入。相当中までえぐってマイナスへの折り返し。そこにペナルティエリアの中央ゴールドフリーで待ち構えていたアセンシオが左足を振り抜きゴール左隅へ。
これもねぇ、あんだけマルセロにゴールラインギリギリで中までえぐられたらそりゃ、中央はフリーになりますよねって話ですよね。そんでもってアセンシオのシュートも鋭くてコースもいいし、ブッフォンにとってはこれまたほぼノーチャンスだったと思います。
っていうかこの試合のレアルのゴールってブッフォンだけじゃなくて世界中のどのGKにとってもほぼノーチャンスのゴールだった気がするんですよね。シュート打つ前の崩しの段階である程度勝負決まっちゃってるっていうシーンばっかだったと思う。
しいて言うなら2失点目のカゼミーロのシュートはまだ止められるチャンスあったかもしれないけど、ブッフォンがあれだけ手を伸ばしても届かないんじゃほかのどの選手もほぼ止めることは難しいんじゃないかな?
それにしても多分今大会をチャンピオンズリーグ制覇のラストチャンスだと思っていたであろうブッフォンにとっては厳しい結果になりましたね。個人的にはチーム力はレアルの方が上だと思っていたけど、ブッフォンが大活躍してGKでバロンドールなんてことを思い描いていたので、この結果はちょっと気の毒でした(^^;
ケイラー・ナバスのプレー
ここからはレアルの守護神ナバスのプレーを振り返っていきます。
まず前半6分のプレー。左サイドのクロスをレアルのDFがクリア。そのボールをユーベのピアニッチがボレーシュート。低くて鋭いボールがレアルのゴールを襲いますが、ナバスが右にダイブして右手ではじき出しました。
開始はユーベが攻勢を仕掛けていたので、ここで失点をしていたら流れを一気に持っていかれる可能性もあった中での好プレーだったと思います。
ピアニッチがこぼれ球を拾った瞬間にススッと前に出てコースを狭めるナバスのポジショニングは良かったですね。
そんでこの日ナバスの唯一の失点シーンです。27分のマンジュキッチのゴール。ロングボールに反応した左サイドのA・サンドロが中央に折り返します。そのボールをイグアインが胸で止めてすぐ横にいたマンジュキッチへ。
マンジュキッチは胸でトラップをしゴールに背を向けた状態からオーバーヘッド気味にシュート。美しい弧を描いたボールはナバスの頭上を越えてレアルのゴールマウスに吸い込まれて行きました。
いやぁ、このシュートはテレビで見てたけど興奮しましたね。思わず「うぉ!!」って叫びそうになったレベル。チャンピオンズリーグ決勝は毎年のように見てるけど、こんな素晴らしいシュートはなかなかお目にかかることがないんじゃないかと思うぐらいのシュートだったと思います。
GKからしたら後ろをむいたあの体制でシュートを打ってくるっていうのがまず驚きだったと思います。しかも、ボールには縦回転がかかっていて自分を超えて落ちてくるボールでしたからね。ナバスも懸命に下がりながら手を伸ばしていたけど、あれは止められなくても仕方がない。マンジュキッチのスーパーゴールでした。
ナバスに関しては、その後は枠内に決定的なシュートを打たれることはなかったと思います。ただちょっとキックの質は気になったかなぁ。ロングボールが味方のいない所にいっていた場面もあったと思います。でも気になるのはそのぐらいでした。
まとめ
というわけで、今回はチャンピオンズリーグ決勝戦に出場したユベントスのブッフォンとレアルのナバスのプレーを振り返ってみました。
個人的にはブッフォン初のチャンピオンズリーグ制覇を期待していただけに、この結果は驚きでしたがとても楽しい試合だったと思います。
やっぱりサッカー最高!!チャンピオンズリーグ最高!!ということで今後も色々なサッカーの試合を見ていければなぁと思います。いつか現地で見たいチャンピオンズリーグ決勝。うーん、難しいか‥‥‥。
それではまた次回もよろしくお願いします!!
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