今でこそヨーロッパで活躍するブラジル人GKってたくさんいますよね。ジュリオセザールなんてインテルでチャンピオンズリーグ制してますし、もっと前ならミランで活躍したジーダとか思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
そんなブラジル人GKですが、90年代以前にヨーロッパで活躍するブラジル人GKはいなかったといってもいいぐらいだったんですね。基本的に国内のチームに所属する選手から代表に選ばれるという感じだったんです。今回紹介する選手はそんなブラジル人GKの定説を打ち破り「ブラジル人GKの欧州進出への礎を築いた」と言ってもいいかもしれません。それではその選手をご紹介していきましょう。
クラウディオ・タファレル
クラウディオ・タファレルは1966年5月8日生まれ。現役時代は身長182㎝、体重80㎏でした。
1984年にブラジルのインテルナシオナルというチームでプロデビューをしています。2003年にイタリアのパルマで現役を引退。
クラブではイタリア時代にコッパイタリアなどのタイトルを獲得。トルコのガラタサライではUEFAカップ優勝も経験しています。
代表では90年イタリアワールドカップベスト16、94年のアメリカワールドカップで優勝。98年のフランスワールドカップで準優勝と立派な成績を残していますね。
欧州でブラジル人GKの礎を築いた
冒頭でも書きましたが、タファレル以前にブラジルン人GKがヨーロッパで活躍するというケースはないと言っても良かったんです。歴代の代表GKもみんな国内の強豪チームでプレーをしていましたからね。
ですが、タファレルがイタリアのパルマやレッジーナなどで活躍することによって「ブラジル人GKでもヨーロッパで活躍できる」という道を作ったというわけなんです。そうして、徐々にヨーロッパに移籍する選手も増えてきて今ではブラジル人GKは通用しないなんて事はききませんよね??その偉大な先駆者がタファレルだったといううわけです。
PKに滅法強い
僕がタファレルに関して最も印象に残っているのがPK戦にものすごく強いというものなんです。94年アメリカワールドカップの決勝でもイタリアに勝っていますし。98年フランスワールドカップの準決勝オランダ戦。ロナウドの先制点からクライファートに追いつかれてのPK戦ですよ!!これがすごかった!!
タファレルはオランダのPKを二本止めてるんですが、全部キッカーが蹴るコースと同じ方にとんでるんですよ!!選手のクセを知っていたのか事前にデータとして入っていたのかわかりませんが、あれだけコース読まれてると相手からしたらやりづらいだろうなぁ‥‥‥なんて思いながら当時は見てましたね。
それにしても当時の選手久々に振り返ったけどブラジルもオランダもメンツが懐かしいし、豪華すぎるなぁ♪ブラジルはロナウド、リバウド、ロベカル、カフー、ドゥンガ、レオナルド、ベベットなんかもいたし、オランダもベルカンプ、クライファート、フランクデブール、ロナルドデブール、スタム、ゼンデン、オーフェルマルス、ファンデルサールだもんな。そりゃ準決勝まできますよね、このメンツなら。
タファレルのプレーの特徴
身長はそこまで大きくないですが、非常に俊敏で反応も早い。やはりハイレベルなGkだと思います。もちろんPKストッパーとしてもすごい選手なんですが、僕の中でタファレルのイメージは「安定しているなー」っていう印象なんですよね。大きなミスがない。弾くところはしっかり弾くしキャッチするところはがっちり止める。キックもスローインも精度が高い。そんな印象のGKでした♪
まとめ
間違いなく90年代のブラジル最高のGKはタファレルだったと思います。実力、実績共に申し分ないです。っていうか彼以外思い浮かびません(笑)ブラジル人GKの地位を確実に押し上げた名選手タファレルのプレーを懐かしみながら今回は締めたいと思います♪
それではこの辺で!!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!
参考書籍・参考サイト