古くはゼップ・マイヤー、シューマッハ、2000年に入ってからはオリバ―・カーンやイェンス・レーマンなどドイツ代表のゴールマウスには名GKと呼ばれる選手たちが君臨してきました。GK大国ドイツの名をほしいままにしてきたんですね。
そんなドイツですがオリバー・カーンやイェンス・レーマンといった素晴らしいGKたちが次々に代表を引退してからは「誰が次のドイツ代表のゴールマウスを守るのか」に注目が集まっていました。そして、一人の素晴らしいGKが彼らのあとにドイツ代表の守護神として君臨する事となったのです。おそらくここ10年、世界のGKの中でトップクラスの選手でしょう。
マヌエル・ノイアー
ノイアーは1986年3月27日生まれ。身長193㎝、体重92㎏。
元々シャルケ04のユース出身で2006年にそのシャルケからブンデスリーガでプロデビュー。シャルケには2011年まで在籍しチャンピオンズリーグベスト4進出などに貢献。ドイツだけでなく世界にその名をとどろかせます。
2011年6月に同じドイツ国内の名門、バイエルンミュンヘンに移籍。バイエルン移籍後はブンデスリーガを始めチャンピオンズリーグも制覇するなど数々のタイトル奪取に貢献。
ドイツ代表では2014年のブラジルワールドカップで優勝を果たし、実力実績共に世界トップトップクラスの選手として活躍しています。
あとは代表でユーロを制することができれば、主要タイトルは完璧ですね。次のユーロ2020の時には34歳ですが彼ならまだまだ余裕でドイツのゴールマウスを守っていると思います。怪我とかしなければね。
シャルケ時代、内田篤人とのエピソード
ノイアーは元々シャルケに所属していて、日本代表の内田選手とはチームメイトでした。そんな彼と内田選手のエピソードをWikipediaから引用してみます。
2011年3月12日、ブンデスリーガの第26節アイントラハト・フランクフルトとの試合前に、ノイアーのチームメイトである内田篤人が前日に日本で起きた東日本大震災の被災地に向けメッセージを送るためにメッセージ入りのユニフォームを持っているのを見て「日本へのメッセージか。今日それを見せるのか」と問いかけたところ、内田が「勝ったら見せようと思う。負けたら見せない」と答えたので「じゃあ勝つ。僕が守るから今日は勝てる」と声をかけた。試合はノイアーのアシストもあり宣言通りシャルケは4試合ぶりに勝利した。試合終了後チームはサポーターの前で喜びを分かち合っていたが内田はメッセージを書いたユニフォームを着てたたずみ、しばらくしてチームメイトと共に控室に戻ろうとしたところ、ノイアーがそれに気付き再び内田をファンの前へエスコートしてメッセージを披露させた
ちょうど試合の前日にあの東日本大震災が発生したんですね。その時内田選手は日本へ励ましのメッセージを贈ろうとした。それに気づいたノイアーの気の使い方素晴らしいですね。自分が守るから今日は勝てるなんてなかなか言えないですよ。そして実際勝利するわけですから。GKとしても人間としてもすごい選手だなとこのエピソードを聞いて心から思いました。
ノイアーのプレーの特徴
まぁいまさら僕が言うまでもないかもしれません。ノイアーは反応も素晴らしいし、身長が193㎝と大柄にもかかわらず前後左右への動きも早くハイボールにも強い。一対一にも強く飛び出すタイミングもいい。おまけに足元の技術も高いという現代サッカーに求められるものを全て兼ね備えたGKと言えるでしょう。
そして時にチームを救うスーパーセーブも見せるノイアー。僕が監督だったらまず彼をとりたいですね。彼がゴールマウスがいるだけで守備力相当上がりますよ。ほんとすばらしいGKだなと思いますね。
あとやはりノイアーと言えばDFラインの裏のスペースに積極的に飛び出す超攻撃的なプレーです。ブラジルワールドカップでもそのプレースタイルで世界を驚かせてくれました。
現代サッカーではペナルティエリアから飛び出し積極的にプレーする事が求められます。でも彼の場合さらにそこから一歩踏み込んで、ペナルティエリアの外で相手と競り合ってボールを奪ったりもしちゃう。これまでの常識を覆すようなプレーを披露してくれてますよね。僕なんかは時にやり過ぎじゃね?なんて思っちゃったりもしますが(笑)
とにもかくにもこれまで見たことがない選手だなと思いますね。まるでリベロのようなGKであると言えるでしょう。彼がいつこのプレースタイルを身に付けたのかが気になります。ユース時代にはすでにこうだったのかな?いつか自伝でも出してくれたら読んでみたいですね♪
まとめ
今回はドイツが誇るGK,マヌエル・ノイアー選手についてまとめてみました。今後もまだまだ世界トップクラスであろうノイアーの活躍を今後も楽しみにしたいと思います。
それでは今回はこの辺で!!
最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!