管理人は高校卒業までGKをしていましたがはっきり言って「足元の技術はざる」でした(*_*;
利き足である右足はまだよかったんですが、左足ともなるともうその精度はまるで「おもちゃ以下」と言えちゃうぐらい低レベル。でも今のご時世バックパスをバンバン受けるのが基本になってきていてキーパーは逆足でもきちんと蹴れなきゃ色々と厳しいわけですよ。ほんと大変。
今回はそんな足元がざるな僕の経験も踏まえて「なぜ、GKは両足できちんと蹴れた方がいいのか?」ということをお伝えできればと思います。別に利き足だけで蹴れればいいじゃん!と思っているGKの方にはぜひ参考にしてもらえればと思います♪
選択肢が広がる。
絵が超絶へたくそですいません(笑)
これは味方がバックパスをして、キーパーがペナルティエリアのやや外めでボールをもらった時のシーンを書いてます。この時内側から相手選手がプレッシャーをかけていたとします。
この時キーパーにはまず2つの選択肢があるはずなんです。
- ダイレクトでクリアをする。
- トラップしてから状況に応じてパス、クリア、前線へのロングボールを選択する。
この場合このGKが両足で蹴れるかどうかでかなり選択肢が変わってきてしまうんですね。
仮にここでこのGKが右足は蹴れるけど左足で蹴るのは全く自信がないタイプ。まるで僕のようなGKだったとしましょう。
まずダイレクトでクリアをする際にはおそらく右足でのクリアを選択するはずなんですね。左足に自信がないからなるべく使いたくない。まぁ、これに関してもリスクの面で危ないっちゃ危ないんですけどそこは今回はスルーで。
問題は一度トラップした場合なんですよね。
仮に今回のようなシチュエーションでボールをトラップしたことを選択した場合ほぼ確実に「左足の方にトラップをするはず」なんですよ。 というのもこの場面だと内側から相手フォワードがプレッシャーをかけてきているわけで、相手に近い右足側にトラップするのはご法度なわけです。下手したら相手にボールかっさらわれちゃいますから。
GKはリスクを回避するのが第1という点から考えるとまずトラップするのはGKの左側にトラップするはずなんです。(相手がよっぽど遠くにいるのであれば右足側にトラップするのもアリだが、今回はそこまで余裕がないと仮定する。)
じゃあ、実際左足の方にボールを置いたとしましょう。その時にやはり僕のように「左足のキックに自信がない」GKはどんな選択肢をとるか?
- 左足で無理やり前に飛ばそうとする。
- 右足もしくは左足でタッチラインの外に出す。
の2つだと思うんです。でもまぁまず確実に1番は選ばないでしょうね。下手したら相手に引っかかってそのままがら空きのゴールにぶち込まれる可能性もあるわけですから。するとまぁ、安全第一で2を選択する事になる。
すると相手のボールになっちゃうんですよ。自動的にね。これってすんごくもったいないことじゃないですか!?元々自分たちのボールだったものを簡単に相手に渡してしまうなんてこんな残念なことはないです。みすみす敵に攻撃のチャンスを与えてしまうようなものですからね。
でもこれが左足でもある程度精度の高いキックを蹴れたとしたらどうでしょうか?
GKは自分の左側にちゅうちょなくトラップし、周りを確認します。どうやら前線にはスペースがあってそこに味方が走りこんでいる模様。もしくは前線には競り合いに強い味方がいるぞ。じゃあそこにロングキックだ。というような選択肢が増えるわけなんですね。かなり単純に言いましたけど‥‥‥。
そうなると味方のボールになるか相手のボールになるかの確率はかなり変わりますよね。競り合いのボールならフィフティーフィフティーでしょうし、さらに精度が高いボールが蹴れれば味方にそのまま繋がるかもしれない。
少なくとも右足でしか扱えないGKよりも自分たちのボールになる確率は確実に上がります。それだけでもかなり価値があることなんですよ。簡単にボールを相手に渡すのかそれとも出来るだけ味方のボールに出来る可能性を上げておくのか。
特にチームの実力が拮抗していれば拮抗しているほどそういう要素で勝敗に関わってきたりしますからね。出来るだけ自分たちがボールを保持していた方がいいわけですから。
「選択肢を広げるためにもGKは逆足で蹴れた方がいい」
これは本当に思います。残念ながら僕の左足はザル以下だったからすごく選択肢が狭くなっちゃったけど、僕がこれからGK始めるなら確実に左足も練習しますね。その方が確実にチームの助けになるので。
あわてないで済む。
これはもう如実なんですが、片足しか使えないGKっていうのはバックパスに対してあまりいい印象を持っていないはずなんです。
というのも、毎回確実に得意な方の足で蹴れるわけでもないですからね。味方のパスが雑だった苦し紛れに出されたパスだったりした場合、自分が苦手な方の足にパスがくる場合も十分あり得ます。
その時片足しか使えないと‥‥‥。
「内心メチャメチャあせります。」
敵からのプレッシャーない時はいいですよ。でも、視界に相手がダッシュしてる姿とか入って来るじゃないですか。そしたら内心ちょっと「うわー、来たー。」みたいに思う時があるわけなんですよね(僕だけかもしれないけど。)
これは隠そうと思ってもなかなか隠せない。割とすぐばれます。プロの選手だとなかないないけど、アマチュアレベルだと片足しか蹴れないGKまだまだいるんじゃないかな?ちょっと試合観察してるとわかりますよ。「あのGK逆足蹴れないんだな」ってね。なんかぎこちないもん。
まぁ、仮に演技がうまくて焦ってるのばれなくても内心は焦ってますからミスしやすくなったりします。キックミスとかトラップミスとかね。それが一番怖い。なので、僕はもう割り切って右足で前に蹴れるのは蹴って左足の位置にボールがある場合は簡単に外に出すようにしてました(笑)もうこればっかりは仕方がない‥‥‥。点取られたり相手にそのまんま取られたりするよりはましだもの‥‥‥。
でも上を目指すGKなら逆足も蹴れた方がいいというのはさっきもお伝えした通りです。なるべくならボールを相手のものにしない方がいいですからね。
まとめ
というわけで、今回は「GKが逆足も蹴れた方がいい理由」というのを簡単に書いてみました。ほんと小さいころから両足練習した方がいいよ。もう今の時代は足元ありきでGKの能力みられますからね。
「ぜひ両足の蹴れるレベルの高いGKになってください!!」
僕のようにバックパスでテンパらないためにね(笑)
それでは今回はこの辺で!
また次回もよろしくお願いします!