僕はGKをしていたということもあって、子どもの頃から川口能活選手のファンです。40歳を超えても現役で奮闘を続ける川口選手を尊敬しております。
「そんな川口選手が本を出したぞ!!」
ということで、今回は川口選手が出した『壁を超える』という本の感想を書いてみたいと思います♪
この本には川口選手がこれまでの選手生活や、人生を振り返りながら、学んだ事や感じたことが書かれています。
- 第1章 苦境のおしえ
- 第2章 人を育てるということ、組織(チーム)を率いるということ
- 第3章 リーダーの肖像 ー指揮官たちに教わったこと
- 第4章 厳しかった日々と家族の存在
- 第5章 「現役」であること、「引退」に思うこと
全5章までの中に川口選手のこれまでがギューッと凝縮されてますね。GKやってる人や川口選手のファンの人は読んでおいて損はないでしょう。
僕が川口選手を好きなのは、プレースタイルもそうなんだけど、「しんどい時でもあきらめない。」とか「たとえ厳しい状況であっても全力を尽くす。」っていう姿勢なんですよね。
川口選手の経歴を振り返ると、一見輝かしい経歴しかないように見えるんですよ。清水商業では高校選手権で優勝をはたし、マリノスではプロ2年目でレギュラーを取り、96年のアトランタオリンピック出場。日本代表では98年のフランスワールドカップから2010年の南アフリカワールドカップまで4度のワールドカップメンバーとして選出。そのうちの98年と2006年大会では正GKとして全試合に出場。プロのサッカー選手の中でも川口選手の経歴はかなり羨ましいと思います。間違いなくGKとしてスター街道を歩んできた選手と言っていいでしょう。顔もイケメンだしね。
そんな川口選手だけど、じゃあ挫折とか苦しい経験がないのかっていうとそんなことはありません。これまでいくつも苦境に立たされてきました。日本人GKとして初の海外移籍を果たしたクラブでは途中で戦力外を宣告されて、結構ひどい扱いを受けたりもしています。この辺は以前感想を書いた『証』という本が詳しいので良かったらそちらを読んでみてください。
参考記事:川口能活選手の『証』は困難に立ち向かう多くの人に勇気を与える一冊である。 - GKが大好きな男のブログ
他にもジュビロでのケガの話や、戦力外の話などなど栄光ばかりではないしんどい現役生活のことについても本書には書かれています。そういう苦しい時期に何を学び、どう活かしてきたのかを語ってくれています。表には出てこないようなことも話されているので「あの時あんな気持ちだったんだ。」ということを知ることが出来てファンとしては嬉しいかぎりです。
一人のGKとして、そして川口能活という一人の人間のことをこれだけ語ってくれている書籍は他にはないでしょう。冒頭でも言いましたが、「川口能活ファンなら読んで損はない一冊」と言えますね。淡々と語る感じなんだけど、すごい経験をしてきた選手だけに言葉に重みがあります。まじで、川口選手はカッコいいっす。
まとめ
そんなわけで、今回は川口能活選手の『壁を超える』という本を読んだ感想を書いてみました。
かつては日本代表の正GKとして活躍した川口選手は今年もJ3のSC相模原で若手に交じって全力でポジション争いをしています。たとえカテゴリーが落ちても、たとえレギュラーとして試合に出れないことがあっても「100%の力で取り組む」そんな川口選手の姿勢はものすごくカッコいいし、そんな川口選手を僕は今後も応援し続けたいと思います。
この本を読めば、どんな状況にあっても全力を尽くす川口選手の言葉に勇気をもらえるでしょう。興味がある方はぜひ一度ご覧になってみてください!!
それでは今回はこの辺で失礼します。
個人的には↓も気になります。DVDなので、こまかい動きも分かりやすそうですね♪